IT関係の仕事をしている人なら一度は目にしたことがあるかもしれない「PMP」。
業種や職種を問わず、資格を保有しているとグローバルな人材として重宝されるのをご存知ですか?
・PMPってそもそもどんな資格なのか知りたいです。
・合格までたどり着けるか不安だな・・・勉強のコツはあるのかな?
・難易度と合格後のメリットはどうなんだろう?
このような悩みに応えます。
そもそもPMPって何?
PMP(Project Management Professional)は、プロジェクトマネジメントの専門家であることを証明する資格です。アメリカのPMI(Project Management Institute)団体が認定している国際資格となります。
試験内容は、PMBOKガイドに沿い、プロジェクトマネジメンに関するノウハウや手法を実務ベースで出題されます。IT業界(SE職)をメインに、幅広い職種や業種をカバーしています。
資格取得のメリット
どんな業種でも”管理者”というポジションがありますが、
そんな管理者を担う上でのスキルや知識を有していることを客観的に証明することができます。
しいては、社内外でプロジェクトを任せられる貴重な存在として重宝され、キャリアアップに繋がります。
かつ、国際資格である為、日本に限らず世界中で有効な点がミソです。実際、様々な転職サイトにおいても、
資格保有欄に項目として含まれるのが多くみられることから、貴重性があることが想定されます。
受験資格
実務でプロジェクトリーダーとしての経験があることが必要となります。大卒の経歴の場合、
“36ヶ月のプロジェクトマネジメント経験”、“4,500時間にわたりプロジェクトをマネジメントした実務経験”を有します。
難易度
PMPの合格率は正式に公表されていません。しかしながら、傾向から6割以上正解で合格と言われております。
全部で200問が出題され、内25問は合否に関係ない為、175問中108問(61%)の正解を経て合格となります。
この数字だけを見ると、意外とイケそう!と思うかもしれませんが、下記の受験費用を踏まえ、
そもそも受験者がかなり勉強(準備)してから試験に望んでいるという背景もあり、
かつ、それでも1発合格はなかなか難しい、と言われている為、難易度は高いと言えます。
費用
PMI非会員は555ドル(約6万円弱)かかります。 他の国家資格と比較するとなかなか高額ですよね。これだけの額がするので、しっかり準備してからでないと、もったいないというか、お金を棒に振りたくないですよね。
勉強方法
一言でいうと、ひたすら勉強を続けること、です。途中でやめずに継続することがとても大事です。
各プロセスの名前を暗記するだけではダメです。
各プロセスのつながりであったり、INPUT / TOOL / OUTPUT(ITTO)を
何も見ずに頭の中だけでイメージできる状態まで理解し、合格することができました。
合格してみて
私自身、初回の受験ではあと一歩のところで落ちてしまいました。
その時は、各プロセス等の暗記をできている、というレベルでしたが、
それらが断片的であったなと今となっては思います。
再受験時には、それら各プロセスがどのように他のプロセスと繋がるのかを
含めて理解し、見事合格することができました。
やはり、一度目で諦めずに続けることが合格できた要因だと思います。
実際、PMP取得で得た知識やスキルは業務面でだいぶ使えています。
物事を多面的に捉えたり、プロジェクトのあるべき姿をイメージする際に、
PMBOKのベストプラクティスに沿うことができ、参考になっています。
まとめ
- PMPは日本・海外でプロジェクトマネジメントのスキルを証明できる資格
- 受験料はPMI非会員の場合550ドル(約6万円弱)
- 勉強法は、各プロセスITTOの流れをイメージできるようになるまで途中でやめずに続けること
- PMP資格を取得すると、キャリアアップや転職にも有利
いかがでしたか、今回は初心者向けにPMPについて解説しました。
次回以降、より具体的な中身について触れ、解説していきます。
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